私の知らないわたしの素顔

香林坊シネモンドで映画「私の知らないわたしの素顔」を観てきました。

　　　　　

原題：Celle que vous croyez（英題：Who you think I am）
2019年、フランス、フランス語、101分
監督：サフィ・ネブー

50代の大学教授がSNSの世界でバーチャル恋愛にはまっていく顛末を描いた心理サスペンス。

＜あらすじ＞
パリの高層マンションに暮らす50代の美しき大学教授クレール（ジュリエット・ビノシュ）。
ある日、年下の恋人に簡単に捨てられてしまったことをきっかけに、SNSの世界に足を踏み入れる。
Facebookで＜24歳のクララ＞に成りすまし、彼の友人アレックス（フランソワ・シビル）とつながったクレール。
だが、アレックスと＜クララ＞が恋に落ちてしまったことで事態は思わぬ方向に転がっていく。
そして次第にクレールは自分の正体を明かしたい衝動に突き動かされていくが……。

50代のリアルな「私」と、24歳の「アバター」の間で自身を見失っていくクレールの秘密を解くカギを握るのが、冷静沈着な精神分析医ボーマン（ニコール・ガルシア）。
アップダウンする彼女を静かに受け止めながら、ボーマン自身も実体のない恐怖と対峙していく。
クレールとボーマン、女2人の心理合戦も本作の大きな見どころ。

ラストに進むにつれ、二転三転する衝撃の展開。
ドキッとする場面が畳みかける。


SNSの普及に伴い"リア充"という言葉が使われるようになった。
ヴァーチャルの世界（SNS)での出来事をすべて現実のものと錯覚してしまわないように理性、心のコントロールが必要と、肝に銘じなければ。


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タグ：サスペンス 心理ドラマ