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内藤礼 うつしあう創造 [アート&デザイン]

金沢21世紀美術館で「内藤礼 うつしあう創造」展を観てきました。

     20200627 内藤礼うつしあう創造1.jpg  

内藤礼さんのミニマルな作品は大好きで、これまでも何度も観てきました。
今回は最大規模の個展を地元で観ることができ、しかも、新型コロナの影響で休館していた金沢21世紀美術館の久しぶりのオープンということで、開館前から待って展示会場に入りました。

"小さなひとが立ち、水が落ちるところに大地が広がり、糸やリボンが揺れるときに風が生まれ、ビーズやガラスが光をまねき入れる"(展覧会サイトより引用)

静謐な空気感の中で、繊細なモチーフや空間と対話する、そんな展示です。

  ヤン・ファーブルの「雲を測る男」が見える、私の定点観測の場所。
  20200627 内藤礼うつしあう創造2.jpg
  光庭に置かれた77個のガラス瓶も作品

  別の光庭では、ポールに張られた二本のリボンがユラリゆらりと風になびいています。
  20200627 内藤礼うつしあう創造3.jpg
  「精霊」という作品

New Normalで鑑賞にもソーシャルディスタンスがとられていました。

  恒久展示 マイケル・リンの友禅柄の椅子も以前より離して置かれています。
  20200627 金沢21世紀美術館.jpg


【同時開催】
●「de-sport : 芸術によるスポーツの解体と再構築

     20200627 de-sport1.jpg

東京2020オリンピック・パラリンピックを控え、芸術の視点からスポーツの意味を問い直す展覧会。
「de-sport」(デスポーツ)は、中世フランス語で「楽しむこと」を意味する「desport」(デスポール)」と、英語で「スポーツの解体・再構築」を意味する「deconstructed sport」(デコンストラクテッド・スポーツ)をかけあわせた言葉だそうです。

  プレイするのが楽しそうな(難しそうな?)卓球台は実際に試すことができます。
  20200627 de-sport2.jpg
  ガブリエル・オロスコ《ピン=ポンド・テーブル》1998 金沢21世紀美術館蔵

他に、印象に残ったのはクリスチャン・ヤンコフスキーの《重量級の歴史》(2013、作家蔵)という映像作品。
ポーランドの屈強な重量挙げの男性選手10人ほどが、ワルシャワ市内にある巨大な偉人像を持ち上げる様子を記録したもの。
その挑戦を、プロのスポーツ解説者がハイテンションに実況するのがこれまた滑稽で、つい見入ってしまいました。

●長期インスタレーションルームでは安西剛の「ポリ-

展覧会タイトル「ポリ-」はポリエチレン、ポリスチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニルなど、プラスチックと総称される多くの素材の接頭語である「ポリ(poly)」からきているとのこと。

 20200627 安西剛ポリー.jpg

暗い会場側の小さな覗き穴から見える不思議な物体の正体(裏側)は、プラスチック製の日用品を組み合わせた動くインスタレーションの小部屋です。


久しぶりのアート鑑賞。
観光客が少なくて、ゆっくりと見られたのがうれしかった。


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