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金色夜叉 [映画]

香林坊シネモンドで、「金色夜叉」を観てきました。

     20201018 金沢三文豪.jpg

今年も金沢出身の三文豪(泉鏡花、室生犀星、徳田秋聲)ゆかりの名作映画を上映する「秋は金沢三文豪」の一環です。
「金色夜叉」は、鏡花と秋聲の師である尾崎紅葉の代表作。川口松太郎が劇化した作品です。

1954年、日本、93分
監督:島耕二

<あらすじ>
箕輪邸での歌留多会で宮(山本富士子)を見そめた富豪の富山唯継(船越英二)は、早速好条件で宮の両親の鴫沢夫妻に結婚を申込む。
欲に目がくらんだ夫妻は宮の許婚である貫一(根上淳)をそっちのけにして、いやがる宮を富山と一緒に熱海へやった。
学友荒尾譲介、蒲田、風早にはげまされて貫一は慌てて熱海へ駈けつけ、宮に詰問する。
宮は既に諦めていた。
怒った貫一は「今月今夜のこの月を一生忘れない」という言葉を最後に去った。
それから幾月--金を呪って残酷な高利貸・鰐淵の手代となった貫一は、昔の学友達まで苦しめる金色夜叉の姿に変っていた。
女高利貸の赤樫満枝はそうした貫一に惹かれていったが、貫一は満枝にも再会した宮にも、見向きもせず、遂に暴漢に襲われる程の非道さであった。
誤った結婚をした宮も不幸だった。
貫一に苦しめられて狂婆とせが、貫一の事務所に放火した晩、宮は貫一の許に駈けつけ、気を失った彼にすがりつくが、息を吹き返した貫一は宮を払いのけた。
絶望した宮は火事場に残った池へ身を投げた。
初めて貫一は自分が金の為に大切なものを失った事を悟り、失神している宮の名を呼んで許しを乞うた。

「金色夜叉」というタイトルとなった経緯、熱海の海岸沿いにある寛一・お宮の像のもとになっている場面、有名な台詞「今月今夜のこの月を一生忘れない」
そういうことだったのか~
どれも今回はじめて映画を観て理解できました。


他に黒澤明監督の「羅生門」(映画好きの犀星をうならせた)、鏡花の「瀧の白糸」(無声映画)が上映されましたが、都合が合わず観られませんでした。またの機会に~


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