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東慶寺特別展 [金沢 観る・遊ぶ]

鈴木大拙館で「東慶寺特別展」を観てきました。

     20201018 鈴木大拙館1.jpg

釈宗演(しゃくそうえん、1860-1919、福井高浜出身)
鈴木大拙(本名・貞太郎)は青年時代、鎌倉・円覚寺にて参禅していたが、 やがて釈宗演に師事するようになる。「大拙」名づけの親。
海外渡航へと導くなど、D. T. Suzuki( 鈴木大拙 )の 人生に多大な影響を与えた人物でもある。

宗演はのちに東慶寺住職をつとめ、晩年の大拙は、師への報恩を込めて、東慶寺裏山に研究機関であり住居でもあった松ケ岡文庫を設立した。
大拙は、彼の親友・西田幾多郎、支援者だった同郷の実業家・安宅弥吉とともに東慶寺墓地にて眠っている。

今年は鈴木大拙・生誕150年の年。
東慶寺所蔵の大拙に関する作品・資料を展示する特別展です。

●書「無心」
大拙は、無心が理想であり、あらゆる芸術・芸道はそこに至れば禅となりうると述べる。

●書「無事是貴人」
「無事」とは、何もしないこと、あるいは怠惰などでは決してない。
大拙によれば、「不安、心配からの自由」だという。
この書の意は「真の貴族とは、無事の[不安から自由な]人」をいう。ここでの貴族とは精神的貴族であって、階級区別としての貴族ではない。


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タグ:哲学
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