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加賀藩士と能 ー享受の諸相ー [アート&デザイン]

前田土佐守家資料館で「加賀藩士と能 ー享受の諸相ー」を観てきました。

     20210102 加賀藩士と能.jpg

江戸時代、17世紀半ばを過ぎ、幕府や諸藩の制度が整い社会が安定するにつれて、諸大名をはじめとする上級武士同士の交流の和が広がり、知識や教養が欠かせないものとして、学問・武芸のほか、能、詩歌、茶の湯などの諸芸が武士のたしなみとして修得されたそうです。
前田土佐守家でも歴代当主が励んだ諸芸の修得のなかに能も含まれていた。

江戸時代、能・狂言は「武家の式楽」といわれ、年頭御礼や藩主の入国などの武家の行事には欠かせない催しであり、加賀藩では能に傾倒した藩主も多く、その影響は年寄衆・人持といった上級武士クラスの藩士をはじめ、小禄の藩士、さらには町人や職人など庶民たちへも広がっていった。

前田藩初代藩主・利家は秀吉の影響で金春流に傾倒していましたが、五代藩主綱紀が五代将軍綱吉の命により江戸城で演能したことが始まりで宝生流に転向。
御細工所の職人たちに、能楽の一部(謡や囃子)を兼芸させ、教養を高めさせると同時に能の人材育成・確保を行った。

能を舞うのは藩主、上級武士クラスは主に謡、下級武士クラスは囃子というように、誰もが能を舞えたわけではなかったようです。


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