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梅干野安未 オルガン・リサイタル [音楽・オペラ]

石川県立音楽堂 コンサートホールで、 「梅干野安未(ほやのあみ) オルガン・リサイタル」を聴いてきました。

  20210218 梅干野安未オルガン.jpg
  (全席1500円 2階席1列27番 パイプオルガンの響きを体感したく敢えて2階席)約60分

コロナ禍で、当初予定していたオルガン奏者が来日できず、代役での演奏会でした。
赤坂に勤務していた頃は年に数回、サントリーホールのオルガン・ランチコンサートに足を運んでオルガンの音色を楽しんでいましたが、音楽堂コンサートホールでは初めてのパイプオルガンの演奏会です。

<プログラム> フランス・オルガン作品選 (奏者の曲目解説より抜粋引用)
J.S.バッハ(1685-1750):カンタータ 第29番「神よ、我ら汝に感謝す」BWV29よりシンフォニア(デュプレ編)
 オルガンがソリストとして扱われている珍しいオーケストラ作品。
 フランス近現代を代表するオルガニストのマルセル・デュプレによるオルガン・ソロ編曲版。

ヴィエルヌ(1870-1937):幻想小品集 第4巻 作品55よりヒンクリーの鐘
 パリのノートルダム大聖堂のオルガニストを務めたヴィエルヌが、演奏旅行でイギリスの街ヒンクリーを訪れた際に耳にした、夜の街に響き渡る教会のカリヨン(鐘)に発想を得て書かれた作品。

フォーレ(1845-1924):組曲「ペレアスとメリザンド」作品80よりシシリエンヌ(ロビヤール編)
 パリ・マドレーヌ寺院のオルガニストでもあり、パリ国立音楽院の学院長も務めたフォーレ。
 メーテルリンクの戯曲にフォーレがオーケストラの音楽を付けた作品。
 ルイ・ロビヤールのオルガン・ソロ編曲版で。

フランク(1822-1890):祈り 作品20
 パリのサント・クロティルド教会のオルガニストを務め、当時最も美しいと言われたロマン派タイプのオルガンを用いてアルガン作品を多く残した。
 オルガニストにとって、バッハの作品と並ぶほど重要なレパートリーになっている。

アラン(1911-1940):アニ・ヤヴィシュタによる2つのダンス
 フランス音楽だけでなく東洋の響きやジャズなどにも強い関心を持ち、詩的かつ異国情緒あふれる節回しを用いてフランス近代音楽に新風を吹き込んだ。
 アニ・ヤヴィシュタとはヒンズー教の火の神。

ローラン(1989-):想い ー2011年3月11日東日本大震災被災者のためにー
 梅干野さんがパリ国立音楽院で学んでいた頃の仲間。
 東日本大震災が発生した当時、オルガン科の仲間たちがチャリティーコンサートを企画してくれ、その時に追悼と励ましの気持ちをこめて作曲された作品。
 日本の歌曲「故郷(ふるさと)」が題材になっている。

ギルマン(1837-1911):オルガン・ソナタ 第1番 ニ短調 作品42よりフィナル
 パリの聖トリニテ教会でオルガニストを務め、パリ国立音楽院のオルガン科教授に就任。

<アンコール>
J.S.バッハ:カンタータ 「主よ、人の望みの喜びよ」

時には教会音楽のように荘厳に、また軽快に、重厚に、優しく。
パイプオルガンの多彩な音色に酔いしれました。

  ドイツ・ロマンティック・タイプのオルガン
  20210218 梅干野安未オルガン1.jpg
  広げた扇子の形状をモチーフに、演奏台の両扉には輪島塗が施されています

【おまけのつぶやき】
実は、二日後(20日)には高嶋ちさ子さんをはじめとする「めざましクラシックス」のコンサート(スペシャルゲストは荻野目洋子)に行く予定でしたが、コロナのため公演中止に。
このコンサートは一年前にもチケットを買っていたのにコロナでキャンセルになった経緯があり、ご縁がないのかしら、、
9月には12人の女性ヴァイオリニストたちを従えたコンサートが開催されたのに残念です。


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