椿の庭 [映画]
香林坊シネモンドで、「椿の庭」を観てきました。
2020年、日本、日本語、128分
監督:上田義彦
一年をかけて春夏秋冬の季節とともに描き出す三世代の女性の生きざま。
<あらすじ(公式サイトより)>
海を望む高台の一軒家。そこには四季折々の花が咲く美しい庭がある――。
かつて夫と語り合い、子供たちを育てた家に、今は孫娘の渚(シム・ウンギョン)と住む絹子(富司純子)。
夫の周忌を終えたばかりの春の朝、世話していた金魚が死に、椿の花でその体を包み込み土に還した。
命あるものはやがて朽ちる時がくる。
家や庭の些細な変化や、過去の記憶に想いを馳せる日々の中、ある日、絹子へ一本の電話がかかってくる――。
ラストシーン。
葉山の海を見下ろす坂の上の古民家を移築した一軒家。
バリバリと轟音を立てて建機に崩されていく。
税理士が紹介してくれた"いい方"に譲ったはずが、儚くも想いは打ち砕かれていく。
主役の富司純子さんのたおやかで凛とした佇まいが素敵なこと。
かつて、歌舞伎座に行った際、幕間でロビーに出たときに何かオーラを感じて近くを見渡すと、そこに富司純子さんが御贔屓さんに挨拶のために立っていらっしゃいました。
その時の華やかさとは異なり、年老いた女性の抑えた演技が光ります。
「もし私がこの地から離れてしまったら、ここでの家族の記憶や、そういうもの全て、思い出せなくなってしまうのかしら」
今は誰も住んでいない私の実家。
両親はもちろん、私や兄、甥っ子の物まで置いてあります。
毎月、兄と一緒に帰省し、家周りや田畑の手入れをしていますが、家屋がなくなると家族の記憶も絆もなくなってしまうのかしら。
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2020年、日本、日本語、128分
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一年をかけて春夏秋冬の季節とともに描き出す三世代の女性の生きざま。
<あらすじ(公式サイトより)>
海を望む高台の一軒家。そこには四季折々の花が咲く美しい庭がある――。
かつて夫と語り合い、子供たちを育てた家に、今は孫娘の渚(シム・ウンギョン)と住む絹子(富司純子)。
夫の周忌を終えたばかりの春の朝、世話していた金魚が死に、椿の花でその体を包み込み土に還した。
命あるものはやがて朽ちる時がくる。
家や庭の些細な変化や、過去の記憶に想いを馳せる日々の中、ある日、絹子へ一本の電話がかかってくる――。
ラストシーン。
葉山の海を見下ろす坂の上の古民家を移築した一軒家。
バリバリと轟音を立てて建機に崩されていく。
税理士が紹介してくれた"いい方"に譲ったはずが、儚くも想いは打ち砕かれていく。
主役の富司純子さんのたおやかで凛とした佇まいが素敵なこと。
かつて、歌舞伎座に行った際、幕間でロビーに出たときに何かオーラを感じて近くを見渡すと、そこに富司純子さんが御贔屓さんに挨拶のために立っていらっしゃいました。
その時の華やかさとは異なり、年老いた女性の抑えた演技が光ります。
「もし私がこの地から離れてしまったら、ここでの家族の記憶や、そういうもの全て、思い出せなくなってしまうのかしら」
今は誰も住んでいない私の実家。
両親はもちろん、私や兄、甥っ子の物まで置いてあります。
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タグ:ヒューマンドラマ
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