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中瀬智哉 ピアノ・リサイタル [音楽・オペラ]

北國新聞 赤羽ホールで「中瀬智哉 ピアノ・リサイタル」を聴いてきました。

  20230521 中瀬智哉ピアノリサイタル.jpg
  (1階席6列13番 3300円。ちょうど鍵盤の正面の位置、12番か11番の席がベストかも)

<プログラム>
●ベートーヴェン ピアノ・ソナタ 第27番ホ短調 op.90 第1楽章、第2楽章
●シューマン アラベスク ハ長調 op.18
●シューマン 謝肉祭 op.9
~休憩~
●ショパン バラード 第1番 ト短調 op.23
●ショパン バラード 第2番 ヘ長調 op.38
●ショパン バラード 第3番 変イ長調 op.47
●ショパン バラード 第4番 ヘ短調 op.52
<アンコール>
●ショパン 子犬のワルツ
●シューマン トロイメライ

お隣富山県の入善町出身の17歳。
ほんの短いトークで、中学校の修学旅行で金沢に来て兼六園に行ったことや近江町市場で海老コロッケを食べたエピソードを話している姿の初々しいこと。三年ほど前のことなのよね、きっと。
4歳から母親にピアノを習い始めたそうで、地元の中学校を卒業後に上京し、現在は慶応義塾高等学校3年。
彼が憧れる牛田智大くんにも似た、育ちの良さを感じる雰囲気を持っていますね。

久しぶりに若手アーティストの"青田買い"的な鑑賞でしたが、聴いて良かったです。
ステージに登場してピアノの前に座って一呼吸。
ベートーヴェンのピアノ・ソナタを細い体から想像していなかった力強い音で弾き始めたのには驚きました。
かと思うと、シューマンの謝肉祭では小気味よい躍動感を感じさせ、ショパンのバラードは滑らかに抒情的に弾きこなす。
弾き方が素直で、個人的に苦手な妙な感情移入(顔をゆがめたり、目を閉じて陶酔してみたりという過度な表情表現)がないのも好印象。

みずみずしい清らかさと、力強さをあわせ持った演奏に広がる可能性を感じました。
今後の活躍が楽しみです。


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