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秋晴れウォーク 広坂~本多の森 [金沢 歩く]

今日の金沢、天気は良かったけど空気が冷たく感じました。

「いしかわ文化の日」ということで、多くの文化施設で県民の入場料が無料でした。
実際に無料入館したのは一つだけでしたが、広坂から本多の森を散策を兼ねてめぐりました。

まずは金沢21世紀美術館。

  球体パビリオン「まる」(当館の設計者、妹島和世+西沢立衛/SANAAがデザイン)
  20201018 秋空@金沢21世紀美術館.jpg
  2014年の開館10周年を記念し、2016年11月に設置された

     本多通りへと向かう歩道脇には紅葉した桜の落ち葉が
     20201018 落ち葉@金沢21世紀美術館.jpg

本多公園、旧中村邸前には近日オープンする国立工芸館にも設置される橋本真之さんの大きな金工造形が置かれていました。

  20201018 旧中村邸前オブジェ.jpg

底から緑の小径を通り小高い丘(鈴木大拙館の裏)に上がると行き止まり。秘密基地のよう。

  20201018 本多の森.jpg

引き返し、鈴木大拙館に行く前に、松風閣庭園に立ち寄ってみました。

  20201018 松風閣庭園1.jpg

加賀藩重臣・本多家の屋敷の江戸時代初期に作られた池泉回遊式庭園です。
霞が池には鴨が気持ちよさそうに泳いでいました。

  20201018 松風閣庭園2.jpg

     20201018 鈴木大拙館.jpg
     鈴木大拙館の思索空間

加賀本多博物館へ向かうため、大乗寺坂を登って行くことにしました。

  20201018 大乗寺坂.jpg

  途中にあるお地蔵さん
  20201018 大乗寺坂途中.jpg

この脇を上がっていくと長谷院という小さな仏教寺院があります。(初めて行った)

  20201018 長谷院.jpg

歩けば歩くほど新しい発見がありますね。

金沢21世紀美術館でcobaのアコーディオンコンサートを聴き終わり、隣の金沢市役所前の広場に出ると、「九谷五彩」(緑・黄・紫・紺青・赤)に彩られている緑(植物)のオブジェがライトアップされていました。

  20201018 いいね金沢@市役所前.jpg


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タグ:金沢 散歩
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coba solo tour 2020 The Accordion [音楽・オペラ]

金沢21世紀美術館 シアター21で「coba solo tour 2020 The Accordion」のコンサートを聴いてきました。

  20201018 coba.jpg
  (全席指定、5500円)

もともとは4月に予定されていた公演が、新型コロナの影響で半年延期されて開催されたのでした。
もちろん、客席は一つ空きの収容半分の状態で。

最新のCD収録曲を中心に、懐かしい曲も交えて約2時間。
手元を見ることなく、右手で鍵盤を、左手でボタンを操っての演奏。
(10kgほどもあるアコーディオンを肩にかけての演奏はかなりの重労働だそうです)

バンドネオンとも違う、温かみのあるアコーディオンの音色に浸りました。


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東慶寺特別展 [金沢 観る・遊ぶ]

鈴木大拙館で「東慶寺特別展」を観てきました。

     20201018 鈴木大拙館1.jpg

釈宗演(しゃくそうえん、1860-1919、福井高浜出身)
鈴木大拙(本名・貞太郎)は青年時代、鎌倉・円覚寺にて参禅していたが、 やがて釈宗演に師事するようになる。「大拙」名づけの親。
海外渡航へと導くなど、D. T. Suzuki( 鈴木大拙 )の 人生に多大な影響を与えた人物でもある。

宗演はのちに東慶寺住職をつとめ、晩年の大拙は、師への報恩を込めて、東慶寺裏山に研究機関であり住居でもあった松ケ岡文庫を設立した。
大拙は、彼の親友・西田幾多郎、支援者だった同郷の実業家・安宅弥吉とともに東慶寺墓地にて眠っている。

今年は鈴木大拙・生誕150年の年。
東慶寺所蔵の大拙に関する作品・資料を展示する特別展です。

●書「無心」
大拙は、無心が理想であり、あらゆる芸術・芸道はそこに至れば禅となりうると述べる。

●書「無事是貴人」
「無事」とは、何もしないこと、あるいは怠惰などでは決してない。
大拙によれば、「不安、心配からの自由」だという。
この書の意は「真の貴族とは、無事の[不安から自由な]人」をいう。ここでの貴族とは精神的貴族であって、階級区別としての貴族ではない。


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タグ:哲学
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加賀本多家のはじまり -前田利長と本多政重ー [学ぶ・読む]

加賀本多博物館で秋季特別展「加賀本多家のはじまり -前田利長と本多政重ー」を観てきました。

     20201018 加賀本多家のはじまり.jpg

先日の金沢学で「前田利長の遺誡と本多政重の帰参」というテーマの話を聞いたばかり、さらに知識を深めようということで。    

加賀藩には、一万石以上の禄を与えられた大名暮らすの重臣で、年寄役を務める家が8つあり、これらは「加賀ハ家(はっか)」と呼ばれ、平時には藩内の政務を統括し、戦時には軍団の長となる藩内最上級の家柄だった。

本多家は八家のひとつであり、大名の3分の2が禄高5万石以下であった江戸時代に、五万石という破格の高禄を受けていた。
また、本多家には藩主前田家より、三代利常六女・春姫、12代斉広七女・寿々姫の二度にわたり輿入れがあるほどの家柄だった。

加賀本多家は、本多家初代政重が前田利長に招かれた慶長16年(1611)に始まる。
●徳川家康の重臣・正信の次男
●奉公先を次々と変え、関ケ原の戦いでは宇喜多秀家の家臣として西軍で活躍
●慶長9年(1604)には上杉景勝の執政・直江兼続の養子として米沢に居住し、直江勝吉を名乗る
●慶長16年(1611)に加賀藩に仕え、重要政務に携わる

今回の特別展では、慶長16年になされた政重の加賀藩登用に関する史料を公開。
駿府の大御所・徳川家康の信頼厚い伊勢津藩藩主・藤堂高虎が直江勝吉(のち本多政重)を加賀藩3代藩主・前田利光(のち利常)附きの家臣に推薦したことにはじまり、最終的に2代藩主・前田利長の決断によって政重登用が決定するという交渉過程が確認できる非常に興味深い資料を展示。
また、初公開となる前田利長黒印状4通を展示。

 20201018 加賀本多博物館.jpg
 本多家の家紋は立葵


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タグ:歴史 武士
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金色夜叉 [映画]

香林坊シネモンドで、「金色夜叉」を観てきました。

     20201018 金沢三文豪.jpg

今年も金沢出身の三文豪(泉鏡花、室生犀星、徳田秋聲)ゆかりの名作映画を上映する「秋は金沢三文豪」の一環です。
「金色夜叉」は、鏡花と秋聲の師である尾崎紅葉の代表作。川口松太郎が劇化した作品です。

1954年、日本、93分
監督:島耕二

<あらすじ>
箕輪邸での歌留多会で宮(山本富士子)を見そめた富豪の富山唯継(船越英二)は、早速好条件で宮の両親の鴫沢夫妻に結婚を申込む。
欲に目がくらんだ夫妻は宮の許婚である貫一(根上淳)をそっちのけにして、いやがる宮を富山と一緒に熱海へやった。
学友荒尾譲介、蒲田、風早にはげまされて貫一は慌てて熱海へ駈けつけ、宮に詰問する。
宮は既に諦めていた。
怒った貫一は「今月今夜のこの月を一生忘れない」という言葉を最後に去った。
それから幾月--金を呪って残酷な高利貸・鰐淵の手代となった貫一は、昔の学友達まで苦しめる金色夜叉の姿に変っていた。
女高利貸の赤樫満枝はそうした貫一に惹かれていったが、貫一は満枝にも再会した宮にも、見向きもせず、遂に暴漢に襲われる程の非道さであった。
誤った結婚をした宮も不幸だった。
貫一に苦しめられて狂婆とせが、貫一の事務所に放火した晩、宮は貫一の許に駈けつけ、気を失った彼にすがりつくが、息を吹き返した貫一は宮を払いのけた。
絶望した宮は火事場に残った池へ身を投げた。
初めて貫一は自分が金の為に大切なものを失った事を悟り、失神している宮の名を呼んで許しを乞うた。

「金色夜叉」というタイトルとなった経緯、熱海の海岸沿いにある寛一・お宮の像のもとになっている場面、有名な台詞「今月今夜のこの月を一生忘れない」
そういうことだったのか~
どれも今回はじめて映画を観て理解できました。


他に黒澤明監督の「羅生門」(映画好きの犀星をうならせた)、鏡花の「瀧の白糸」(無声映画)が上映されましたが、都合が合わず観られませんでした。またの機会に~


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