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オーケストラ・アンサンブル金沢 バロックから古典へ。バッハ、ハイドンの系譜 [音楽・オペラ]

石川県立音楽堂 コンサートホールで、 オーケストラ・アンサンブル金沢 第450回定期公演マイスター・シリーズ「バロックから古典へ。バッハ、ハイドンの系譜」を聴いてきました。

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 (S席 1階席4列11番 マイチョイスで2割引4000円)

<プログラム> 上演2時間
J. S. バッハ 管弦楽組曲 第3番 ニ長調 BWV 1068 全5曲
 16世紀末から19世紀前半にかけて中部ドイツを中心に80人以上もの音楽家を輩出したというバッハ一族の中でも最大の存在であるのがヨハン・セバスティアン・バッハ(1685-1750)
 通称「大バッハ」はバロック期の最後に位置する音楽家。
 実は生前の名声はそれほどではなく、19世紀んいメンデルスゾーンらを中心にバッハ復興運動が起きると、やがて西洋音楽史上最大の作曲家とみなされるようになったとのこと。
 全5曲で構成されるこの管弦楽組曲第3番のうち、第2曲エールは通称「G線上のアリア」

ハイドン 交響曲 第44番 ホ短調 Hob. I-44 「悲しみ」 全4楽章
 ヨーゼフ・ハイドン(1732-1809)が生きた時期を語るうえで欠かせない「疾風怒濤」期。(ドイツ語で「シュトゥルム・ウント・ドラング」)
 ベートーヴェンやブラームスの時代が到来するよりも前の時期に、激しい感情表現や反理性的で主観性に重きを置いた表現をめざす運動が起きた。
 この時期の特徴として、短調作品が多く、交響曲「悲しみ」はハイドンが第3楽章を自身の葬儀で演奏してほしいと述べたエピソードに由来するそうです。

C. P. E. バッハ シンフォニア ロ短調 Wq. 182-5 全3楽章
 大バッハ(J. S. バッハ)の息子のひとり、カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ(1714-1788)は、生前は父親をしのぐ名声を得ていて別名「ベルリンのバッハ」または「ハンブルクのバッハ」

ハイドン 交響曲 第94番 ト長調 Hob. I-94 「驚愕」 全4楽章
 ハイドンがロンドンに渡った際に書かれた12曲の「ザロモン交響曲」のひとつ。
 第2楽章で主題を再弱音で繰り返したあと、オーケストラ全体が強奏の一撃を放ってビックリさせるということで、通称「びっくりシンフォニー」とも言われている。

今回、代役登板となった指揮者・鈴木秀美さんはバロック・チェリストでもある音楽一家。
バッハ・コレギウム・ジャパンの音楽監督であり、チェンバロ・オルガン奏者の鈴木雅明さんは兄。鈴木優人さんは甥にあたります。


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