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「巴里祭」「リラの門」4Kデジタル・リマスター版 [映画]

香林坊シネモンドでルネ・クレール生誕120周年記念の4Kデジタル・リマスター版の映画を二日にわたって観てきました。

チャップリン、小津安二郎など、世界の映画作家にも多大な影響を与えたルネ・クレールの生誕120周年を記念し、代表作「巴里祭」「リラの門」4Kデジタル・リマスター版が公開されたもの。

一本目は「巴里祭」

     20190907 巴里祭.jpg  

原題:Quatorze Juillet
1932年製作、フランス、フランス語、86分
監督:ルネ・クレール

出演:アナベラ(アンナ)
   ジョルジュ・リゴー(ジャン)

<あらすじ>
アパルトマンの向かいに住み、ひそかに惹かれ合っていたタクシー運転手ジャンと花売り娘のアンナ。
フランス革命記念日“巴里祭”の前日7月13日、にわか雨をきっかけに心を通い合わせた。
翌日に踊りに行く約束をするが、ジャンの元恋人が町にもどってきて、誤解をしたアンナはジャンと喧嘩してしまう。
さらに、思いがけない出来事がふたりを引き裂き…。

パリ下町が舞台の、男女のすれ違いの恋物語が、モーリス・ジョベールの名曲に乗せてロマンティックに描かれる。


もう一本は、リラの門

     20190908 リラの門.jpg

原題:Porte des Lilas
1957年製作、フランス、フランス語、99分
監督:ルネ・クレール

出演:ピエール・ブラッスール(ジュジュ)
   ジョルジュ・ブラッサンス(芸術家)
   アンリ・ビダル(ピエール・バルビエ)
   ダニー・カレル(マリア)

<あらすじ>
仕事もせずに、酒におぼれるジュジュ。
ある日、近所に住む音楽家の友人の家へ、警官殺しのピエールが逃げ込んでくる。
2人はピエールを追い出そうとするが、負傷していることに気がつき匿うことに。
しかし、ジュジュが密かに想いを寄せるマリアが、ピエールに夢中になり…。

お人好しの男が殺人犯をかくまったことから巻き起こる騒動を描いた人情喜劇。


すれ違いの恋や、お人好しの"ろくでなし"にジリジリしながら、パリの下町の雰囲気を味わいました。


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