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スキャンダル [映画]

イオンシネマ 金沢フォーラスで映画「スキャンダル」を観てきました。

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原題:Bombshell ※爆弾という意味
2019年、カナダ・アメリカ合作、英語、109分
監督:ジェイ・ローチ

2016年にアメリカで実際に起こった女性キャスターへのセクハラ騒動をシャーリーズ・セロン(メーガン)、ニコール・キッドマン(グレッチェン)、マーゴット・ロビー(ケイラ)の共演で映画化。

<あらすじ>
2016年、アメリカニュース放送局で視聴率No.1を誇る「FOXニュース」に激震が走った。
クビを言い渡されたベテランキャスターのグレッチェン・カールソンが、TV業界の帝王と崇められるCEOのロジャー・エイルズ(ジョン・リスゴー)を告発したのだ。
騒然とする局内。
看板番組を背負う売れっ子キャスターのメーガン・ケリーは、自身の成功までの過程を振り返り心中穏やかではなくなっていた。
一方、メインキャスターの座を狙う貪欲な若手のケイラは、ロジャーに直談判するための機会を得てー。

「ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男」でメイクアップ&スタイリング賞を受賞したカズ・ヒロ(辻一弘)が、今作でもシャーリーズ・セロンの特殊メイクを担当し同賞を受賞。
先日偶然、テレビで彼のアーティストとしての制作活動を紹介する番組をやっていたのを見ました。
オードリー・ヘプバーンの若い頃と晩年の二つの胸像を制作するにあたり、彼女の写真を観察して見た目を似せるのはもちろん、人柄や内面までも映し出しているような表情を再現しようとしているところに驚きました。

最近観た映画「iー新聞記者ドキュメントー」でも感じたように、正義であってほしいジャーナリズム、政治の世界が現実はそうでないことの憤り、虚しさ。
メディア王・マードック父子、トランプ米大統領とのやりとりなど、ムカつく場面も。
そして、そこで働く人たちの使命感、良心の呵責、葛藤、正当化、闘いなど、実話をもとにした内容だけに、胸に重くのしかかるテーマです。


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