SSブログ

ドライブ・マイ・カー [映画]

香林坊シネモンドで、「ドライブ・マイ・カー」を観てきました。

     20220103 ドライブマイカー.jpg

2021年、日本、179分

村上春樹の短編小説集「女のいない男たち」に収録された短編「ドライブ・マイ・カー」を濱口竜介監督・脚本により映画化。

俳優であり演出家の家福(西島秀俊)は、愛する妻の音(霧島れいか)と満ち足りた日々を送っていた。しかし、音は秘密を残して突然この世からいなくなってしまうー。
2年後、広島での演劇祭に愛車で向かった家福は、ある過去を抱える寡黙な専属ドライバーのみさき(三浦透子)とと出会う。さらに、かつて音から紹介された俳優・高槻(岡田将生)の姿をオーディションで見つけるが…。
悲しみと“打ち明けられることのなかった秘密”に苛まれてきた家福は、みさきと過ごすなかでそれまで目を背けてきたあることに気づかされていく。
最愛の妻を失った男が葛藤の果てに辿りつく先とはー。


家福とみさきの距離感が縮まっていく様子が面白い。
愛車の真っ赤なSaabを運転させることに最初は躊躇していた家福が、しぶしぶ運転を任せたときには後部座席に座り、最後のほうには助手席に。
煙草は車の中では吸わないでくれと言っていたのに、運転するみさきに煙草を差し出し自分も吸う。

久しぶりに原作を読んでみたくなる映画でした。
劇中劇(多言語演劇)も興味深く、3時間という上映時間の長さがそれほど気にならないほど。

【後日追記】
原作を読みました。
短編小説集(文春文庫)の最初の収録作品が「ドライブ・マイ・カー」
50ページほどの物語をベースにしながら、設定や登場人物はそのままではなく(Saabは原作では黄色だとか)、他の収録作品の内容をエピソード挿入に流用したりしてありました。


ランキング参加中。ポチッと応援してくれたら、うれしいです!
にほんブログ村 ライフスタイルブログ ポジティブな暮らしへ
にほんブログ村

nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:映画

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。