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オーケストラ・アンサンブル金沢 ミンコフスキの「第九」 [音楽・オペラ]

石川県立音楽堂 コンサートホールで、 オーケストラ・アンサンブル金沢 第479回定期公演フィルハーモニー・シリーズ「困難を抜けて遂に歓喜へ。ミンコフスキの『第九』」を聴いてきました。

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(S席 1階席8列5番 セレクト会員で2割引6400円)

<プログラム> 上演80分(休憩なし)
ベートーヴェン 交響曲 第9番 ニ短調 作品125 「合唱付き」
 第1楽章 アレグロ・マ・ノン・トロッポ、ウン・ポコ・マエストーソ
 第2楽章 モルト・ヴィヴァーチェ
 第3楽章 アダージョ・モルト・エ・カンタービレ
 第4楽章 プレスト ~アレグロ・アッサイ
 
ソプラノ: 中江早希 (当初予定のユリア・マリア・ダンさんが急性疾患のため来日不可)
メゾ・ソプラノ: 中島郁子
テノール: 小堀勇介
バス: 妻屋秀和
合唱: 東京混声合唱団

そう言えば、「第九」の生演奏をフルで聴いたことがなかったのよね。
ということで今夜聴いてきました。
開演にあたり、指揮者ミンコフスキさんが客席に向かって語りかけました。
「まずはmeditationしたいと思います。元日の能登半島地震で犠牲になった方々、先日亡くなった尊敬する小澤征爾マエストロ、そして世界の平和のために、戦争がなくなりますように」
そして、静かにバッハの「G線上のアリア」が捧げられ、指揮する手を下げることなく、そのまま第九の演奏へと入っていきました。

  「歓喜の歌」でクライマックスを迎える
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  (写真はOEKのX公式サイトから借用)

  小松雄一郎(ベートーヴェン研究で知られる音楽学者、政治運動家)の訳
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OEKの桂冠指揮者マルク・ミンコフスキのベートーヴェン交響曲全曲演奏。
本来であれば、2020年のベートーヴェン生誕250年を記念してが始まる予定でしたが、新型コロナウィルスの感染拡大によりミンコフスキ氏はじめ外国人アーティストの来日が困難になりストップ。
それでも2021年7月にミンコフスキの来日が実現して、ベートーヴェン全交響曲演奏会がスタート。
少しずつつないできて、今回の「第九」で遂に完結。

ミンコフスキさんは2018年9月~2022年までOEKの芸術監督を務めていたこともあって、OEKはもとより石川県立音楽堂、ひいては石川県に対しても愛情を感じてくれているように思いました。
それが冒頭の能登半島地震の被災に関する言葉にも表れたのでしょう。
終演後も楽団員たちがステージから去っていくなか、ずっと観客に向かって手を振り挨拶していました。

いろんな方が、いろんな形で能登を応援してくれています。
発災から2か月半が経ちました。 「がんばろうNOTO」


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