砺波へドライブ前半 となみ散居村ミュージアム [遠出 富山県]
今日は日帰りで隣の富山県砺波市に行ってきました。
兄が関わっている町おこし活動、白山ろくぼたん鍋プロジェクトの視察旅行に誘われて。
(昨年は石川県白山市吉野谷地区で「そうめんバイキング」などを楽しみました)
金沢市内から高速道路を使って30分ほどで砺波市に到着。
最初に訪れたのは、となみ散居村ミュージアム。
砺波地方の伝統的な家屋様式「マエナガレ」をイメージした建物
小学生?中学生?の社会科の教科書にも載っていた散居村。
砺波平野では、家が一軒一軒離れて点在していて、家の周囲はカイニョと呼ばれる屋敷林で囲まれています。
冬(雪)の風景
夕陽に照らされる散居村
このような景観ができたのは今から500年ほど前に開拓が始まった頃に遡るそうです。
砺波平野は、庄川と小矢部川の氾濫によって形成された扇状地。
加賀藩の治水事業によって庄川の流れが安定してから、網の目のような用水路網が作られ、開拓が進み、農家が点在するようになりました。
農家は、家の周囲に水田を持つことで水の管理がしやすかったのです。
館長さんが散居村について説明してくださいました。
左の砺波地方の伝統的家屋「アズマダチ」の絵。色の付いた爪楊枝を刺して作られています。
アズマダチとは、砺波地方に多い黒瓦葺きの大きな切妻屋根・妻入り(正面出入口)の伝統的な民家形式。
次に、そのアズマダチの家屋を実際に見に行きます。
その前に、大門素麺資料館に立ち寄りました。
一緒に参加した友人と顔出し記念写真
大門(おおかど)地区は、砺波平野のほぼ中央部に位置する場所。
大門村の村民は度々繰り返される水害に悩まされ、米作り以外の副業を考え続けていた。
そんな時、売薬業(富山県は置き薬の売薬で有名)をしていた田守三右衛門という人がそうめん作りの情報を伝えたとのこと。
当時の全国の名産そうめんにも入っていた奥能登・輪島のそうめん作りの流れを伝承する高松(現かほく市)から大門村に製法が伝わったのは江戸末期。
(大門素麺のルーツが輪島にあったとは。今回初めて知った歴史です)
廃寺を改修した資料館は欄間や襖絵が立派。
昨年8月にオープンした、大門素麺に関する資料や道具を保存・展示する資料館には、地元の方が製作した、そうめん作りの工程を再現したジオラマ人形も。
細く長く丸髷状にまとめた麺と和紙の包装が特徴の大門素麺。
東京でも売られていて、結構いいお値段なのですが、手間暇かかって製造されることを思うと当然ですね。
では、食べに行きましょう。(後半に続く)
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(昨年は石川県白山市吉野谷地区で「そうめんバイキング」などを楽しみました)
金沢市内から高速道路を使って30分ほどで砺波市に到着。
最初に訪れたのは、となみ散居村ミュージアム。
砺波地方の伝統的な家屋様式「マエナガレ」をイメージした建物
小学生?中学生?の社会科の教科書にも載っていた散居村。
砺波平野では、家が一軒一軒離れて点在していて、家の周囲はカイニョと呼ばれる屋敷林で囲まれています。
冬(雪)の風景
夕陽に照らされる散居村
このような景観ができたのは今から500年ほど前に開拓が始まった頃に遡るそうです。
砺波平野は、庄川と小矢部川の氾濫によって形成された扇状地。
加賀藩の治水事業によって庄川の流れが安定してから、網の目のような用水路網が作られ、開拓が進み、農家が点在するようになりました。
農家は、家の周囲に水田を持つことで水の管理がしやすかったのです。
館長さんが散居村について説明してくださいました。
左の砺波地方の伝統的家屋「アズマダチ」の絵。色の付いた爪楊枝を刺して作られています。
アズマダチとは、砺波地方に多い黒瓦葺きの大きな切妻屋根・妻入り(正面出入口)の伝統的な民家形式。
次に、そのアズマダチの家屋を実際に見に行きます。
その前に、大門素麺資料館に立ち寄りました。
一緒に参加した友人と顔出し記念写真
大門(おおかど)地区は、砺波平野のほぼ中央部に位置する場所。
大門村の村民は度々繰り返される水害に悩まされ、米作り以外の副業を考え続けていた。
そんな時、売薬業(富山県は置き薬の売薬で有名)をしていた田守三右衛門という人がそうめん作りの情報を伝えたとのこと。
当時の全国の名産そうめんにも入っていた奥能登・輪島のそうめん作りの流れを伝承する高松(現かほく市)から大門村に製法が伝わったのは江戸末期。
(大門素麺のルーツが輪島にあったとは。今回初めて知った歴史です)
廃寺を改修した資料館は欄間や襖絵が立派。
昨年8月にオープンした、大門素麺に関する資料や道具を保存・展示する資料館には、地元の方が製作した、そうめん作りの工程を再現したジオラマ人形も。
細く長く丸髷状にまとめた麺と和紙の包装が特徴の大門素麺。
東京でも売られていて、結構いいお値段なのですが、手間暇かかって製造されることを思うと当然ですね。
では、食べに行きましょう。(後半に続く)
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