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金沢ナイトミュージアム ギャラリートーク「妖怪画の魅力を語る」 [学ぶ・読む]

金沢でも年に数回開催されているナイトミュージアム。

20190727 金沢ナイトミュージアム.jpg
夏・秋編 金沢マラソン編 2019年7月19日~10月27日

案内小冊子をめくったら、ナイトギャラリートーク「妖怪画の魅力を語る」というイベントがちょうど開催されることを知りました。

場所は泉鏡花記念館。
講師は、妖怪画の所蔵者でもある徳田和夫氏(学習院女子大学名誉教授)

妖怪画幽霊画が好きな私としては話を聞くまたとない機会。

夕方18時から始まり、60分のお話の後は、二日間のみ期間限定展示の所蔵の妖怪画を鑑賞。

お話は、徳田講師の専門分野である「お伽草子」と、その中に出てくるさまざまな妖怪や化物、それに準じる異形のものについて解説。

●お伽草子は短編の物語で、室町時代にできた。多くの場合、作者不詳。約420種類ある。
●妖怪一覧には、つくも神(付喪神)、鬼・鬼神・鬼女、蛇・大蛇、天狗、雪女、狐など。
●その中でも上位は鬼、その下位に妖怪(自然界の生き物の異形)、幽霊・怨霊(人間の異形)という序列がある。
●変化(へんげ)の姿として、異なるもの(異形)もしくは巨大化がある。
 狸が雪女に化けたり、蟹や蜘蛛が巨大化したり。
●人間は、わからないものに恐れ・恐怖心を持つが、名前を付けることによって安心や親しみを感じるようになる。
 例えば、夜間に野原・山間などに多く見られる奇怪な青白い火のことを「狐火」と名付けた。

泉鏡花も妖怪の世界を好んだとのこと。
早速、図書館で関連の本を借りて理解を深めよう。

20190727 泉鏡花記念館.jpg
記念館では企画展「みんみい―泉鏡花が愛した少女―」を開催中(5/31~9/1)


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コメント 2

cecileyvr

おおっ、徳田先生、私の恩師です。昨年はバンクーバーでばったり出会い再会を楽しみました。金沢にも出没しているとはさすがぬらりひょん 笑。
by cecileyvr (2019-08-02 07:22) 

いっこ

★Cecileさん、なんと!
徳田先生の話は「ごきげんよう」の挨拶から始まりましたよ(笑)
Cecileさんのブログ記事を思い出し早速ワード検索。そうそう、遠州流家元のおお点前を間近で見られるなんてうらやましいと思って読みました。
その写真の中にちゃんと(笑)写っていらっしゃいますね。
話も興味深かったので、著書を今読んでますが、先生のキャラも面白い。
by いっこ (2019-08-03 08:41) 

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