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金沢学 2022年4月講座「魅力的な金沢の仏像たち」 [学ぶ・読む]

今年度も金沢大学と北國新聞社の共同事業、市民公開講座「金沢学」を友人と受講することにし、今日が開講日でした。

2022年4月講座の演題は「魅力的な金沢の仏像たち」
講師は森雅秀氏(金沢大学 人間社会研究域 教授)

簡単に受講メモ。

阿弥陀三尊とは

  勢至菩薩(右脇侍)・阿弥陀如来(中尊)・観音菩薩(左脇侍)
  20220416 阿弥陀三尊.jpg
  (画像は京都国立博物館HPから拝借)

如来を中心に両脇侍(きょうじ)の三像のこと。
勢至菩薩は阿弥陀如来の「智慧」を、観音菩薩は「慈悲」をあらわす化身。

鬼子母神とは
子宝・安産祈願の神様。
子孫繫栄をあらわす吉祥果「ザクロ」を手にしている。
鬼子母神、普賢菩薩と共に法華経信仰を守護する「十羅刹女(じゅうらせつにょ)」という十人の大鬼神女がいる。

鬼子母神は救う神でもあり殺す神でもある。
天然痘などの病気から子どもを守る。
不妊祈願をし、一方で流産祈願もする。
供えるものとしては、底の抜けた柄杓(廓の遊女などの子どもを流したいという願い)、子どもの写真(エコー写真も。妊娠中絶した女性が供養のために)、子どもの着物(「背守り」は母親が子どもの着物の背中に縫い付けた刺繡。子どもを禍から守る魔除けの意味がこめられている)。

  東山の真成寺(しんじょうじ)の鬼子母神像(お寺のHPから拝借)
  20220416 真成寺鬼子母神像.jpg

●泉鏡花と摩耶夫人
幼くして母を亡くした鏡花は、お釈迦様の母親である摩耶夫人(まやぶにん)に母の面影を重ね合わせ、「夫人利生記(ぶにんりしょうき)」という小説を書いた。
金沢帰省のたびに、摩耶夫人尊天像を安置している善妙寺(末広町、卯辰山三社の奥)に詣でたと言われている。


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タグ:仏像
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