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新聞記者 [映画]

金沢コロナシネマワールドで映画「新聞記者」を観てきました。
(時節柄、コロナという名称にドキッとしますが、客席には私ひとりだけ。つまり貸切状態)

     20200403 新聞記者.jpg

2019年、日本、日本語、113分
監督:藤井道人

一人の新聞記者の姿を通して報道メディアは権力にどう対峙するのかを問いかける衝撃作。
女性記者と、理想に燃え公務員の道を選んだある若手エリート官僚との対峙・葛藤を描いたオリジナルストーリー。

<あらすじ>
東都新聞の記者・吉岡エリカ(韓国の演技派女優シム・ウンギョン)のもとに、医療系大学新設計画に関する極秘情報が匿名FAXで届く。
日本人の父と韓国人の母のもとアメリカで育ち、強い思いを秘めて日本の新聞社で働く彼女は、真相を突き止めるべく調査に乗り出す。
一方、内閣情報調査室の官僚・杉原(松坂桃李)は、現政権に不都合なニュースをコントロールする任務に葛藤していた。
そんなある日、杉原は尊敬するかつての上司・神崎と久々に再会するが、神崎はその数日後に投身自殺をしてしまう。
真実に迫ろうともがく吉岡と、政権の暗部に気づき選択を迫られる杉原。そんな2人の人生が交差し、ある事実が明らかになる。

吉岡が書いた渾身の記事がついに新聞一面トップに掲載された直後、吉岡が杉原に連絡しようと走って向かいながら携帯電話をかけ続ける。
そこへ進行方向から杉原が思いつめたような憔悴しきった表情をしてゆっくりと歩いてくる。
赤信号の横断歩道の両側で視線を合わせる二人。
映画の結末、その後の展開を観る側にゆだねて映画はそこで終わる。

先日観た映画「iー新聞記者ドキュメントー」の主人公、東京新聞社会部記者・望月衣塑子さんのベストセラー『新聞記者』が原案の映画化作品。

政権がひた隠そうとする権力中枢の闇に迫ろうとする社会派サスペンス。
重いテーマの作品。
真実とは何か、正義とは何かを問いかける。
第43回日本アカデミー賞の授賞式をたまたまテレビで見ていましたが、最優秀作品賞、最優秀主演男優賞(松坂桃李)、最優秀主演女優賞(シム・ウンギョン)の3冠を受賞したのが納得の、見ごたえある作品でした。
松坂桃李くん、いい役者になりましたね。

最近で一番の"必見"の映画です。


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