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御料理 五十嵐 [金沢 食べる・飲む]

金沢のお店、新規開拓シリーズ。

日本料理のお店、御料理 五十嵐(香林坊2-11-17 せせらぎ通り)に行ってきました。

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  せせらぎ通りに面したテーブル席

一品め、グリーンアスパラガスを使った豆腐、ジュンサイ、手前は蒸しアワビ。

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  乾杯はスパークリングワイン(私)とビール(友人R)

二品め、揚げ物。オクラをキスで巻いたもの、フグ白子、千石豆、キスの骨せんべい。

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三品め、八寸。季節感満載の盛り付け。

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  コノワタ入り茶碗蒸し、岩ガキおろしポン酢、コウイカ、サザエの肝和え、鮎一夜干し

このあたりで日本酒に切り替え。

  越前岬「シュタルクカイザー」純米超辛口(永平寺町の田邊酒造)
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  キレの良い辛口。英語でstrong emperor「力強い皇帝」というインパクトある名前

四品め、お造り。どれも器と盛り付けが素敵。

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  カサゴ、マグロのトロ、器の中のは忘れた、、

五品め、吸物。加賀野菜の打木赤皮甘栗かぼちゃを使った饅頭の上にクチコ。贅沢~

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六品め、焼き物。茄子田楽の上には空豆、トウモロコシ、ウニ。

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  加賀蓮根、能登和牛も添えられて、またしても贅沢~

日本酒ふたつめ。今回はネーミングで選んじゃいました。お猪口も選べます。

  池月 吟醸「みなもにうかぶ月」(中能登町の鳥屋酒造)
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  華やかな香り、柔らかな口あたり

七品め、煮物。6月と言えば、鱧の季節ですよね~

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  加賀野菜の金時草、太キュウリ、そしてミョウガも添えられて

八品め、ご飯は土鍋炊きでお焦げ付き。

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  箸置きは九谷焼。打ち出の小槌で縁起がいいわ

九品め、水菓子。葛饅頭のような中にはブルーベリーが入っています。

  20200613 五十嵐12.jpg
  桃、ぶどう、さくらんぼ

これで料理は8000円(税別)のコース。(他に6000円、10000円もあり)
食材、調理の味、盛り付け、器、サービス、どれも大満足でした。
店内は私たちを含め4,5組だったでしょうか。観光客も外国人の姿もなく、予約して来店した地元客のみ。
落ち着いた雰囲気の中、美味しい料理とお酒を堪能できました。

  6年前にオープンしたそうです。
  20200613 五十嵐13.jpg

ゆったりとおしゃべりしながら三時間半。
18時半の入店時はまだ明るかったのですが、お店を出る頃にはとっぷり日が暮れていました。
違う季節にまた訪れたいと思います。


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タグ:日本料理
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金沢学 2020年6月講座「加賀宝生を歩く ~ゆかりの場所で知る歴史~」 [学ぶ・読む]

今年度の金沢大学と北國新聞社の共同事業、市民公開講座「金沢学」が開講されました。

新型コロナの影響で、4月・5月の講座は延期となり、今回の開講にあたっては、会場の長机は間隔が開けられ、受講者はマスク着用・講師はフェイスシールド着用でした。

さて、今月のテーマは「加賀宝生を歩く ~ゆかりの場所で知る歴史~」
講師は、公立小松大学教授 西村 聡(にしむら さとし)氏。

以下、受講メモ。

(1)加賀宝生の定義
●技術的面
 「宝生」はシテ方の流儀。東京の家元・宝生九郎(ホウショウクロウ)を頂点とする。
 金沢では2世佐野吉之助を中心としてシテ方約30名が団結し、加賀宝生の伝統をつぎ、
 三役(ワキ方、囃子方=笛・小鼓・大鼓・太鼓)、狂言方)はそれぞれ各流儀の中心人物を
 網羅し、当地のみで演能できる(地元ですべて揃えられる)状態である。
  ※シテ方の五流儀:宝生、観世、金春、金剛、喜多
 狭義では「加賀のシテ方(の謡い方)」を指して、広義では「加賀のチーム」を指して
 「加賀宝生」と呼ぶ。
●物的面
 能面、能衣装、古文献等、貴重な資料を保管所蔵して演能に使用している。
 金沢能楽会は明治34年(1901)に設立、以来、毎月の定例能の開催を維持している。
●1686年、五代将軍徳川綱吉の命により、前田藩五代藩主綱紀が江戸城で演能したことが
 加賀宝生の始まり。
 二人の大夫(諸橋と波吉)を綱紀の意向で宝生に転流させた。
 御細工所の職人たちに、能楽の一部(謡や囃子)を兼芸させ、教養を高めさせると同時に
 能の人材育成・確保した。
●13代前田斉泰(ナリヤス)の時代が加賀宝生の隆盛期。 

(2)ゆかりの場所
●広坂・香林坊
 加賀八家の一つ、横山家(城南荘)では邸内に能舞台を新築、能楽を催した。
 宗家隆平、分家隆興は鉱山業で成功。両家は金沢能楽会の最大の保護者。
 佐野吉之助の佐野舞台開き(明治33年)、金沢能楽堂舞台開き(昭和7年)
 石川県立能楽文化会館舞台開き(昭和47年)、広坂から石引へ移転。
●県立能楽堂・兼六園
 杜若像の設置(2世佐野吉之助がモデル)
●卯辰山
 卯辰神社境内の井筒:大和国在原寺の井筒が移設された
●浅野川河畔・東山界隈
 浅の川稲荷神社(天道寺)には「宝生紫雪先生終焉之地」碑がある
 観音院では神事能が催された
●尾山神社
 百万石まつりに薪能を行う
 佐野吉之助とともに金沢能楽会の中心的存在となる飯島家は、加賀藩町役者の家柄。
 明治維新後も金沢にとどまり、現在(10世六之佐)まで芸を継承しているのは飯島家のみ。
●大野湊神社
 毎年、神事能を行う

先日行ったばかりの卯辰山三社の話(井筒、泉鏡花の『照葉狂言』に出てくる日暮の丘)も出てきて、金沢市内の各所に能に関係ある場所が点在していることを興味深く聞きました。

金沢能楽会の毎月の公演も新型コロナの影響で休演が続いています。
最近、無観客で演能を行いネット配信(無料)されることになりました
私も年に一回は石川県立能楽堂で能・狂言の公演を観るのを楽しみにしていますが、早く通常の公演が再開されるのを願っています。

     20200613 金沢能楽会.jpg

今日は初回の受講とともに、今年度の金沢検定の受験申込(中級!)をしました。
10月末の試験日に向けて、ゆかりの地を歩いてめぐる実践型学習も続けます。


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タグ:検定 能楽 金沢
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金沢城公園 モリアオガエルの卵を見に行く [金沢 歩く]

こんにちは。自称"自然観察員"です(笑)

梅雨入りしたので、あるモノを期待して小雨の中、金沢城公園に向かいました。

  黒門口の手前にはホタルブクロ(白、ピンク)が咲いていました。
  20200613 金沢城公園1ホタルブクロ.jpg

新丸広場の湿生園、先週末と同様、ヒメスイレンやコウホネ、アサザが咲いています。

  20200613 金沢城公園2湿生園.jpg
  奥の草むらには紫陽花の花が青に色づいていました。

アサザの手前に新しく半夏生(ハンゲショウ)が見頃を迎えていました。

  20200613 金沢城公園3半夏生.jpg

  黄色いスイレン
  20200613 金沢城公園4スイレン.jpg
 
河北門から三の丸広場、鶴の丸休憩館の脇を足早に通り抜け、本丸の森をめざします。

最初に視界に飛び込んできたのが、真っ赤な実をつけたヤブヘビイチゴ

  20200613 金沢城公園6ヤブヘビイチゴ.jpg

しばらく行くと、目的のモノを見つけました!

  20200613 金沢城公園5モリアオガエル卵1.jpg
  池に覆いかぶさるように伸びるモミジの枝に白い物体

  フワフワの泡状のものはモリアオガエルの卵です。
  20200613 金沢城公園5モリアオガエル卵1-1.jpg

戌亥櫓跡に曲がる手前の池の木にはもっと多数の卵が産みつけられています。

  20200613 金沢城公園5モリアオガエル卵2.jpg

  提灯がぶら下がっているように見えます。
  20200613 金沢城公園5モリアオガエル卵2-1.jpg

この卵塊から孵化したオタマジャクシがポトンと下の池に落ちて泳げるように水辺にある。
  20200613 金沢城公園5モリアオガエル卵2-2.jpg
  カエルは10㎝にも満たないのに卵塊は大きい

新丸広場に戻り、大手門のそば(かつては体育館があった周辺)で見つけたアジサイに似た白い花を咲かせている低木。(名前は不明)

  20200613 金沢城公園7.jpg

大手門に近い花壇では、シランやナデシコの花が終わり、百合の花が咲き始めていました。

 20200613 金沢城公園8新丸広場.jpg

  上向きに咲くスカシユリ(アジアティック・ハイブリッド系)のようです。
  20200613 金沢城公園8新丸広場1スカシユリ.jpg

大手門を出たところに白い小花をつけている木はネズミモチでしょうか。

  20200613 金沢城公園9大手門ネズミモチ.jpg
  葉が椿に似ている

今回の定点観測は以上です。
一週間経過しただけで、草木のほかに生き物の生態の変化も見られるので興味が尽きません。

【おまけ】
この時期は金沢城外濠公園 白鳥路でが見られます。

  20200613 白鳥路ホタル.jpg
  スマホ撮影の限界。肉眼だと発光しているのがハッキリ確認できます

残念ながら、例年行われる「ホタル観賞の夕べ」は今年は中止となりました。


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