旬の果物 [日記]
近江町市場の店先で見つけた旬の果物。
アンズと桃。
どちらも好き。これからプラムも出回るので楽しみ。
近所の廃屋の前には季節の花が次々と咲いていて(先日のクチナシもここ)、今日はブドウの実が生り始めているのを見つけました。
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茶寮 一井庵 [金沢 食べる・飲む]
金沢のお店、新規開拓シリーズ。
4月にオープンした茶寮一井庵(いっせいあん)(尾山町2-27)に行ってきました。
老舗料亭 大友楼の敷地内にあります
露地を通って離れの茶室に行きます。雨に濡れた飛び石や苔、木々の葉がきれいです。
最初の間。抹茶碗を選びます。
築250年の茶室は、加賀藩の茶道の教授所だった場所。
残月の間。意匠も設えも素敵です。
鶴の引き手
庭を眺めながら甘味をいただきます。
自家製わらび餅は加賀蓮根入り。抹茶は夏らしく平茶碗(黒楽)で。
九谷焼の器には牡丹、カワセミの絵柄。
たまたま居合わせた方が注文された生チョコレートのセットの器は扇。
茶室を出たところに掛けられた額装には中国で買ってきたという刺繍布の壽の字。
どことなく中国趣味の待合い。
かと思えば、母屋の窓には、尾山神社神門に使われたビードロガラス(ステンドグラス)が取り入れられたハイカラな造り。
暖簾がかかっているのが料亭の玄関
大友楼と言えば、明治の金沢駅開業とともに兼業として始めた駅弁当が手軽に味わえる料亭の味。
そして、加賀藩の御膳所を永く勤めてきたため、加賀料理の伝統を伝えています。
お正月の七草粥を歌を口ずさみながらトントンと七草を包丁で刻む儀式が有名ですが、一度は見て味わってみたいものです。
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4月にオープンした茶寮一井庵(いっせいあん)(尾山町2-27)に行ってきました。
老舗料亭 大友楼の敷地内にあります
露地を通って離れの茶室に行きます。雨に濡れた飛び石や苔、木々の葉がきれいです。
最初の間。抹茶碗を選びます。
築250年の茶室は、加賀藩の茶道の教授所だった場所。
残月の間。意匠も設えも素敵です。
鶴の引き手
庭を眺めながら甘味をいただきます。
自家製わらび餅は加賀蓮根入り。抹茶は夏らしく平茶碗(黒楽)で。
九谷焼の器には牡丹、カワセミの絵柄。
たまたま居合わせた方が注文された生チョコレートのセットの器は扇。
茶室を出たところに掛けられた額装には中国で買ってきたという刺繍布の壽の字。
どことなく中国趣味の待合い。
かと思えば、母屋の窓には、尾山神社神門に使われたビードロガラス(ステンドグラス)が取り入れられたハイカラな造り。
暖簾がかかっているのが料亭の玄関
大友楼と言えば、明治の金沢駅開業とともに兼業として始めた駅弁当が手軽に味わえる料亭の味。
そして、加賀藩の御膳所を永く勤めてきたため、加賀料理の伝統を伝えています。
お正月の七草粥を歌を口ずさみながらトントンと七草を包丁で刻む儀式が有名ですが、一度は見て味わってみたいものです。
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アニエス・ヴァルダをもっと知るための3本の映画 [映画]
香林坊シネモンドで映画「アニエス・ヴァルダをもっと知るための3本の映画」を観てきました。
アニエス・ヴァルダ監督の映画を初めて観たのは2018年10月の「顔たち、ところどころ」
作品の中に登場する彼女本人がなんともチャーミングで別の作品も観てみたいな~とずっと思っていました。
そして、偶然にも彼女の夫・ジャック・ドゥミが監督した「ロシュフォールの恋人たち」を観たのはその2か月前。
この映画もオシャレで、なんて素敵なご夫婦なのでしょう。
さて、今回上映された3本の映画のうち、自身の60年以上に及ぶ創作の歴史を振り返るセルフ・ポートレイト的作品「アニエスによるヴァルダ」(2019年、原題:Varda par Agnès、119分)は都合が合わず観られませんでしたが、他の2本を観ました。
「ラ・ポワント・クールト」
原題:La pointe courte
1954年、フランス、フランス語、80分
アニエス26歳の時の初監督作品。
南仏の小さな海辺の村を舞台に、生まれ故郷に戻ってきた夫と、彼を追ってパリからやってきた妻。終止符を打とうとしている一組の夫婦の姿を描く。
「ダゲール街の人々」
原題:Daguerréotypes
1975年、フランス、フランス語、79分
自身が50年以上居を構えていたパリ14区、モンパルナスの一角にあるダゲール通り。
香水屋、肉屋、パン屋、…様々な商店が立ち並ぶ下町の風景をこよなく愛したヴァルダが完成させたドキュメンタリー作家としての代表作。
映画を観ながら南仏の、パリの、風景や日常の暮らしを見ているような気分に。
印象的だったのが、写真の老夫婦が営む香水屋に若い女性が入ってきて「友だちにコロンをプレゼントしたいの」と言って、棚に並ぶ大量の香水瓶から好みの形を選び、ジャスミン水を注いでもらうシーン。
小売店では必ず客とお店の人との会話があり、さりげなくストーリーが語られる。
コロナ禍で、なかなか人と会えない時期が続き、お店も長く休業だった時期も経て、何となく人との交流に喜びを感じている心境にシンクロしたのかも。
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アニエス・ヴァルダ監督の映画を初めて観たのは2018年10月の「顔たち、ところどころ」
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そして、偶然にも彼女の夫・ジャック・ドゥミが監督した「ロシュフォールの恋人たち」を観たのはその2か月前。
この映画もオシャレで、なんて素敵なご夫婦なのでしょう。
さて、今回上映された3本の映画のうち、自身の60年以上に及ぶ創作の歴史を振り返るセルフ・ポートレイト的作品「アニエスによるヴァルダ」(2019年、原題:Varda par Agnès、119分)は都合が合わず観られませんでしたが、他の2本を観ました。
「ラ・ポワント・クールト」
原題:La pointe courte
1954年、フランス、フランス語、80分
アニエス26歳の時の初監督作品。
南仏の小さな海辺の村を舞台に、生まれ故郷に戻ってきた夫と、彼を追ってパリからやってきた妻。終止符を打とうとしている一組の夫婦の姿を描く。
「ダゲール街の人々」
原題:Daguerréotypes
1975年、フランス、フランス語、79分
自身が50年以上居を構えていたパリ14区、モンパルナスの一角にあるダゲール通り。
香水屋、肉屋、パン屋、…様々な商店が立ち並ぶ下町の風景をこよなく愛したヴァルダが完成させたドキュメンタリー作家としての代表作。
映画を観ながら南仏の、パリの、風景や日常の暮らしを見ているような気分に。
印象的だったのが、写真の老夫婦が営む香水屋に若い女性が入ってきて「友だちにコロンをプレゼントしたいの」と言って、棚に並ぶ大量の香水瓶から好みの形を選び、ジャスミン水を注いでもらうシーン。
小売店では必ず客とお店の人との会話があり、さりげなくストーリーが語られる。
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タグ:ドキュメンタリー