日本料理屋 金澤つきや [金沢 食べる・飲む]
金沢のお店、新規開拓シリーズ。
地元の情報誌『金澤』で紹介されていて気になった日本料理屋、金澤 つきやに行ってきました。(大工町38番地、静かな裏通り)
明治期前半に建てられた町屋を再生した建物(2018年8月にオープン)
今回注文したのは懐石6000円のコース。
揚げ物。白子、ホタテ、くわい。
実は、電話予約の際「白子が食べたい!」とリクエストしたところ、前日、料理長から直々に電話があり「どんな調理法で食べたいですか?」との確認に対し、お任せしたのです。
天ぷらではなくフライ。
口の中で噛むと、熱々のクリーミーな白子の濃厚な味が広がりました。
前菜。牡蠣生姜煮、イクラ、白和え。
吸物。白子豆腐。
カウンター席の前には炭火の焼き場、土鍋ご飯を炊くかまど。
焼き物。香ばしく焼かれた肉厚の鰆(サワラ)。
炊き合わせ。鰊(ニシン)。
ご飯・味噌汁・香物。
土鍋で炊いた生姜ご飯、しっかりお代わりしました。
水物。金柑のうえにのっているのはジュレ。
料理長、他のスタッフは適度な距離感と頃合いで料理やお酒、水などを出してくれ、こちらからの質問にも快く受け答えしてくださいました。
地元の旬の素材を活かし、手仕事をほどこした料理は美味しく、盛られる器も素敵。
カウンター席の他、テーブル席もあります。
店の奥、蔵にも
初めてのお店に入るのはちょっと緊張します。
料理の味はもちろん、働く人を含めた店の雰囲気、サービスの印象など。
そこで私は、ランチで試してみたり、お店の定番メニューをいただくことにしています。
今回は、お店の一番安いコースを試してみました。
それが良ければ、上の値段だともっと期待が持てるというもの。
今回は、6000円のコース料理にお酒三種(フランス産白ワイン、天狗舞で有名な車多酒造の五凛 純米、イチローズモルトをストレート)をいただいて一人9000円ほど。
次回はランクアップしたコースをいただきに訪れたいと思わせてくれました。
【おまけ】
一緒に行ったのは大学時代からの友人。
お互い気ままなおひとりさま。
美味しいものを食べたり、旅にお金をかけるのに躊躇しないところがありがたい。
キラキラ好きの彼女にクリスマスプレゼント。
Francfrancのクリスタルツリー
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地元の情報誌『金澤』で紹介されていて気になった日本料理屋、金澤 つきやに行ってきました。(大工町38番地、静かな裏通り)
明治期前半に建てられた町屋を再生した建物(2018年8月にオープン)
今回注文したのは懐石6000円のコース。
揚げ物。白子、ホタテ、くわい。
実は、電話予約の際「白子が食べたい!」とリクエストしたところ、前日、料理長から直々に電話があり「どんな調理法で食べたいですか?」との確認に対し、お任せしたのです。
天ぷらではなくフライ。
口の中で噛むと、熱々のクリーミーな白子の濃厚な味が広がりました。
前菜。牡蠣生姜煮、イクラ、白和え。
吸物。白子豆腐。
カウンター席の前には炭火の焼き場、土鍋ご飯を炊くかまど。
焼き物。香ばしく焼かれた肉厚の鰆(サワラ)。
炊き合わせ。鰊(ニシン)。
ご飯・味噌汁・香物。
土鍋で炊いた生姜ご飯、しっかりお代わりしました。
水物。金柑のうえにのっているのはジュレ。
料理長、他のスタッフは適度な距離感と頃合いで料理やお酒、水などを出してくれ、こちらからの質問にも快く受け答えしてくださいました。
地元の旬の素材を活かし、手仕事をほどこした料理は美味しく、盛られる器も素敵。
カウンター席の他、テーブル席もあります。
店の奥、蔵にも
初めてのお店に入るのはちょっと緊張します。
料理の味はもちろん、働く人を含めた店の雰囲気、サービスの印象など。
そこで私は、ランチで試してみたり、お店の定番メニューをいただくことにしています。
今回は、お店の一番安いコースを試してみました。
それが良ければ、上の値段だともっと期待が持てるというもの。
今回は、6000円のコース料理にお酒三種(フランス産白ワイン、天狗舞で有名な車多酒造の五凛 純米、イチローズモルトをストレート)をいただいて一人9000円ほど。
次回はランクアップしたコースをいただきに訪れたいと思わせてくれました。
【おまけ】
一緒に行ったのは大学時代からの友人。
お互い気ままなおひとりさま。
美味しいものを食べたり、旅にお金をかけるのに躊躇しないところがありがたい。
キラキラ好きの彼女にクリスマスプレゼント。
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金沢学 2019年12月講座「加賀藩の御救 ~『福祉』以前の災害復興~」 [学ぶ・読む]
今月の市民公開講座「金沢学」のテーマは「加賀藩の御救(おすくい) ~『福祉』以前の災害復興~」
講師は、金沢大学准教授の丸本由美子氏(専門は日本法制史)
(北國新聞の記事)
講義メモ。骨子は次のとおり。
1.はじめに -前近代の「福祉」的システム概説
(1)そもそも「福祉」とは?
1)現代の用法
「福祉」を名称に持つ法令:「対象者の「しあわせ」のための公的機関の関わり方」を
規定するもの
2)過去の用法
どちらの漢字も「さいわい」を意味し、熟語でも「幸福」を意味する
3)「福祉」の意味合いの変遷
「幸せ」一般:抽象的、概念的、指標や実現のための手段はない
⇒法や社会を土台とした「幸せ」:具体的、法規範の存在
人的集団のあり方に応じて弱者への扶助は行われる=その時代の人びとの工夫の積み重ね
(2)前近代の扶助
1)前近代において特別な生活支援が図られた人々
鰥寡(かんか)孤独=配偶者に先立たれた男女、親の無い子ども、老いて身寄りの無い者
災害被災者
2)一般的な支援の中身
衣料・食料・建築資材等の貸与・給付、施設への収容、税の減免
3)主な実施主体
時代による変遷:組織→個人、公的事業→ボランティア
2.加賀藩で行われた御救(おすくい)・救恤(きゅうじゅつ)の事例
*救恤とは、困っている人に見舞いの金品などを与えて救うこと
(1)代表的な政策
米などの食料の貸与・給付、公共事業による雇用創出(御救普請ふしん)、年貢減免、
頼る相手がいない者を収容・療養(非人ひにん小屋、御救小屋)、除雪補助 など
現代とあまり内容が変わらないのが興味深い
(2)修正の上、長期間継続して運用された困窮者対策=施設収容
1)非人小屋の設置と維持の理由
農作物の不作(食糧不足)→都市部へ人が流れる(困窮者が移動)
→治安の悪化(乞食の増加)→迷惑行為を防止するため、収容施設(小屋)を設置
2)御救小屋の設置
非人小屋が恒常的施設であるのに対し、地震等の災害被害救済のための緊急避難施設
3)修正の背景 -「非人」概念の変化
非人とは、賤民(人非)つまり身分⇒貧民(乞食)つまり状態を指す
おわりに:
●現代的な「福祉」が定着する以前の困窮者対策=御救・救恤の特色
御上等の哀れみと慈しみによって「下賜」される(=必ずしも与えられるとは限らない)
●加賀藩の困窮者扶助の先進性
早期の施設による困窮者対策を実施
⇒困窮者を活かし、藩の生産力と治安を維持するための施設であったが、時宜に応じた
修正・工夫を加えたことで枠組みが約200年生き延びたのが最大の特色
【おまけ】
市民公開講座「金沢学」の11月は第15回金沢検定の受検でした。
無事に初級合格!
思い起こせば、検定の初回にも受検。(会社ぐるみで)
しかし何の対策もせず、なんてことないだろうと自然体で受けたところ玉砕した次第。
今回はその轍を踏まないように参考書を読み、予想問題集に目を通し、新聞記事に注意を払い、市内各所に出かけて目で見て学習。
合格ライン80点のところ93点で合格しました。
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講師は、金沢大学准教授の丸本由美子氏(専門は日本法制史)
(北國新聞の記事)
講義メモ。骨子は次のとおり。
1.はじめに -前近代の「福祉」的システム概説
(1)そもそも「福祉」とは?
1)現代の用法
「福祉」を名称に持つ法令:「対象者の「しあわせ」のための公的機関の関わり方」を
規定するもの
2)過去の用法
どちらの漢字も「さいわい」を意味し、熟語でも「幸福」を意味する
3)「福祉」の意味合いの変遷
「幸せ」一般:抽象的、概念的、指標や実現のための手段はない
⇒法や社会を土台とした「幸せ」:具体的、法規範の存在
人的集団のあり方に応じて弱者への扶助は行われる=その時代の人びとの工夫の積み重ね
(2)前近代の扶助
1)前近代において特別な生活支援が図られた人々
鰥寡(かんか)孤独=配偶者に先立たれた男女、親の無い子ども、老いて身寄りの無い者
災害被災者
2)一般的な支援の中身
衣料・食料・建築資材等の貸与・給付、施設への収容、税の減免
3)主な実施主体
時代による変遷:組織→個人、公的事業→ボランティア
2.加賀藩で行われた御救(おすくい)・救恤(きゅうじゅつ)の事例
*救恤とは、困っている人に見舞いの金品などを与えて救うこと
(1)代表的な政策
米などの食料の貸与・給付、公共事業による雇用創出(御救普請ふしん)、年貢減免、
頼る相手がいない者を収容・療養(非人ひにん小屋、御救小屋)、除雪補助 など
現代とあまり内容が変わらないのが興味深い
(2)修正の上、長期間継続して運用された困窮者対策=施設収容
1)非人小屋の設置と維持の理由
農作物の不作(食糧不足)→都市部へ人が流れる(困窮者が移動)
→治安の悪化(乞食の増加)→迷惑行為を防止するため、収容施設(小屋)を設置
2)御救小屋の設置
非人小屋が恒常的施設であるのに対し、地震等の災害被害救済のための緊急避難施設
3)修正の背景 -「非人」概念の変化
非人とは、賤民(人非)つまり身分⇒貧民(乞食)つまり状態を指す
おわりに:
●現代的な「福祉」が定着する以前の困窮者対策=御救・救恤の特色
御上等の哀れみと慈しみによって「下賜」される(=必ずしも与えられるとは限らない)
●加賀藩の困窮者扶助の先進性
早期の施設による困窮者対策を実施
⇒困窮者を活かし、藩の生産力と治安を維持するための施設であったが、時宜に応じた
修正・工夫を加えたことで枠組みが約200年生き延びたのが最大の特色
【おまけ】
市民公開講座「金沢学」の11月は第15回金沢検定の受検でした。
無事に初級合格!
思い起こせば、検定の初回にも受検。(会社ぐるみで)
しかし何の対策もせず、なんてことないだろうと自然体で受けたところ玉砕した次第。
今回はその轍を踏まないように参考書を読み、予想問題集に目を通し、新聞記事に注意を払い、市内各所に出かけて目で見て学習。
合格ライン80点のところ93点で合格しました。
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