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富山で美術鑑賞 [遠出 富山県]

滋賀県日帰り旅から帰ってきた昨夜に思い立ち、雪の朝、向かった先は隣県の富山市。

  20200209 雪の朝.jpg マンション前の積雪

えぇ、相変わらずの美術館めぐりです。

市内電車に乗って。

  20200209 富山駅1.jpg
  3月下旬には北側(岩瀬浜)に伸びる富山港線と南富山や富山大学前に伸びる南側が接続

まずは富山県水墨美術館で始まったばかりの篠田桃紅さんの企画展を観て、バスに乗って次の目的地・富山市ガラス美術館へと向かいました。

途中、丸の内のバス停前にこんなモニュメントを見つけて思わず降車。

  20200209 Amazing TOYAMA.jpg
  城址公園前にある大きなフォトフレーム

富山市民が「わがまち」に対して愛着や誇りを抱く「シビックプライド」を醸成することを目的に取り組む「AMAZING TOYAMA」キャンペーンの一環だそうです。

富山市ガラス美術館の反対側にもガラス張りの建物が。

  20200209 富山市総曲輪フェリオ.jpg 総曲輪フェリオ

久しぶりに来るといろいろと新しいものを見つけます。

今日が企画展最終日のガラス美術館では、大学時代の同級生(ここで働いていて、偶然勤務が終わったところだった)とほぼ30年ぶりに再会できました。
ずっと会っていなかったけど、年賀状でお互いの近況や写真を交換しているので、何の違和感もなくおしゃべり。
短時間でしたが、「他の同級生たちとも一緒に温泉にでも行きたいね」と話して別れました。

  ガラス美術館そばの商店街で見つけた面白バナー。
  20200209 富山おもしろバナー.jpg
  「ひ、ひ、ひだ街道」「ブ、ブ、ブリ街道」

富山は社会人なりたての頃に勤務していた場所でもあり、親しみのある土地のひとつです。

  富山駅構内。バレンタインデー仕様?春ですね~
  20200209 富山駅2.jpg

それにしても二日連続の強行日帰り遠出はさすがに疲れました。
富山から金沢に戻る新幹線では頭痛がひどく、とうとう嘔吐してしまうほど。
やはり無理をしてはいけませんね。とほほ。


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タグ:富山市
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リノ・タリアピエトラ ライフ・イン・グラス [アート&デザイン]

富山市ガラス美術館キラリで企画展「リノ・タリアピエトラ ライフ・イン・グラス」 を観てきました。

     20200209 リノ・タリアピエトラ1.jpg A Life in Glass

現代ガラス芸術の巨匠リノ・タリアピエトラ(Lino Tagliapietra 1934年、ヴェネチアン・グラス生産の中心地ムラーノ島生まれ)

本展では、彼の1950年代から現在までに制作された約80点を紹介。

     20200209 リノ・タリアピエトラ2.jpg 土星みたい

  大作がズラリ。どれも色が美しく、高度な技巧により形づくられています。
  20200209 リノ・タリアピエトラ3.jpg

陶磁器と同様、ガラス作品も熱の加わり方などによって形や色が思いどおりに出来上がるとは限らず、偶然の賜物とも言えるむずかしい芸術品です。

こちらを訪れるのは、これで三回目だと思いますが、常設展やグラス・アート・パサージュの小品も毎回楽しみです。

  20200209 富山市ガラス美術館2.jpg

外に出たときにはまた雪が降りだしていました。

  20200209 富山市ガラス美術館1.jpg


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タグ:ガラス芸術
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篠田桃紅 とどめ得ぬもの 墨のいろ 心のかたち [アート&デザイン]

富山県水墨美術館で企画展「篠田桃紅 とどめ得ぬもの 墨のいろ 心のかたち」 を観てきました。

  20200209 篠田桃紅.jpg
  「月読み」1978年、公益財団法人岐阜現代美術財団蔵

106歳になってもまだ創作活動を続けている篠田桃紅さん。(1913年生まれ)
私がadmireしている一人です。
幼少の頃から父親に書(文字)の手ほどきを受け、独学で書を極め、単身で渡米し、欧米各地で個展を開き、水墨抽象画という独自のスタイルを確立した桃紅さん。

文字から離れ抽象表現を見出し、余分なものを極限まで削ぎ落した形に昇華した創作スタイルもさることながら、ご本人の凛とした佇まい、歯に衣着せぬ率直な物言い、孤高の生きざまも心酔したくなる要素です。

会場は年代を追って構成されています。
 第1章 文字を超えて(渡米以前)-1955
 第2章 渡米ー新しいかたち 1956-60年代
 第3章 昇華する抽象 1970-80年代
 第4章 永劫と響き合う一瞬のかたち 1990年代以降
 題字の仕事、ほか

これまでも彼女の作品を求めてあちこちに出かけました。
10年前には岐阜県関市にある関市立篠田桃紅美術空間岐阜現代美術館にまで足を運んだり、東京・日本橋浜町のギャラリーへご本人に会いに出かけたりもしました。

その後も何度も作品を見ていますが、今回、見ながら頭に浮かんだ言葉が「守破離」
師や流派の教え、型、技を忠実に守り、確実に身につける「守」の段階。
他の師や流派の教えについても考え、良いものを取り入れ、心技を発展させる「破」の段階。
最終的に、一つの流派から離れ、独自の新しいものを生み出し確立させる「離」の段階へ。

毎回、新しい発見、感慨を持たせてもらえます。


企画展が始まったばかりの富山県水墨美術館。初めて訪れました。

  20200209 富山県水墨美術館1.jpg

富山駅から「大学前行」の市内電車に乗り、富山トヨペット本社前(五福末広町)で下車後、徒歩10分弱。
新雪が積もった五福山水苑の池には水鳥が羽を休めていました。

  20200209 富山県水墨美術館2.jpg

平屋造りの建物も庭園も美しく、心静かに美術を鑑賞できる環境です。

  20200209 富山県水墨美術館3.jpg
          20200209 富山県水墨美術館4.jpg
  20200209 富山県水墨美術館5.jpg
  雪融けの水滴が屋根から落ちています

館内のカフェ北斗でランチを食べました。

  寒い時の鍋焼きうどんはうれしいよね~
  20200209 富山県水墨美術館6.jpg


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