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陰翳礼讃 [日記]

不要不急の外出自粛が要請されてから二回目の週末。

金沢の中心街を歩いていても人の出が少なくなっているのを感じます。
いつもは長い行列ができている近江町市場のお寿司屋さんの店先も今朝は数人ほど、市場内もかろうじて卒業旅行と思われる若者たちの姿が目に付く程度でした。

平常時と違う状況になると、物事の悪い側面ばかりに気を取られ、心がざわついたり、普段取らないような行動をしたり、人間とは弱いものです。

影(陰)があるから光(陽)が際立つ。
闇の向こうに明かりが見える。
苦難を経験するから快楽がありがたい。
発想の転換。ポジティブ思考でありたいものです。

今日は朝からいつもどおり香林坊へ映画鑑賞に出かけました。
(ミニシアター、かつ満員になることはほとんどないので濃厚接触にはならない)

その後、近くの柿木畠へ。
春を思わせる陽射しで、陰影の情景をいろいろ見つけました。

  20200307 柿木畠1.jpg

街歩きも人とあまりすれ違わない。

  私も新型コロナウイルスに負けずに街歩きするぞ!
  20200307 柿木畠2.jpg

  金沢市役所裏から柿木畠へ降りる階段。
  20200307 柿木畠3.jpg

  和カフェつぼみにて。
  20200307 つぼみ1.jpg

美術館の多くが臨時休館していますが、ちょっとしたギャラリーでアート鑑賞。

 広坂のクラフト坂で開催中の「金沢卯辰山工芸工房修了者作品展」
 20200307 金沢卯辰山工芸工房修了者作品展.jpg

  尾張町の歩道の片隅で咲いていた菜の花。春はすぐそこですよ~
  20200307 菜の花.jpg

  香林坊のホテルトラスティで買ってきたタルトタタンで午後のティータイム。
  20200307 タルトタタン.jpg

夕方に再び外出。
先日誕生日を迎えた友人Rのお祝いディナーを、香林坊アトリオ隣接の2階にあるフレンチのお店、ル・グリル ドミニク・ブシェ カナザワにて。

外出自粛要請で"縮み思考"になりがちな現状を打破し、経済活性化も兼ねて。
「ワイン飲みたいよね~ フレンチ食べたいよね~」と意見が一致。
実は二人ともこの週末に東京へ行く予定だったのが中止になったので金沢で消費活動しよう!と。

  プレゼント。猫好きの彼女に「猫尽くしコース」で♪
  20200307 GUESS.jpg
  包んだGUESSのハンカチと掛けて「Guess!」というメッセージを添えて~

感染拡大はもちろん防止。
だけど、経済活性化のためには消費縮小も防止しないとね。


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ル・グリル ドミニク・ブシェ カナザワ [金沢 食べる・飲む]

金沢のお店、新規開拓シリーズ。

ル・グリル ドミニク・ブシェ カナザワ(Le Grill Dominique Bouchet KANAZAWA、香林坊アトリオ角2階)に初めて入ってみました。

  20200307 ル・グリル ドミニク・ブシェ1.jpg
  金沢店のシェフは日本人。東京店はミシュラン二つ星

友人と二人、「冬の味覚コース」(5500円、税サ別、飲み物代別)を注文しました。

プティ・サレ:黒いのは竹炭を練り込んであるシューに牛肉と牛蒡の佃煮の味がする詰め物
  20200307 ル・グリル ドミニク・ブシェ2.jpg シャンパーニュ♪

アミューズ:白いムース状(チーズ味)の上に載っているのはドライトマト
  20200307 ル・グリル ドミニク・ブシェ3.jpg
  底にうっすら見えるのはアンチョビと黒オリーブのタプナード

前菜:桜鱒と車海老、じゃが芋のテリーヌ(海苔で巻いてある)
  20200307 ル・グリル ドミニク・ブシェ4.jpg
  海苔の味って結構強いことを再認識。ガラムマサラ味のクリームがアクセントに。
  一方で、春菊とアプリコットのソース(ねじねじロープみたいなの)の味が弱く感じた。

魚料理:金目鯛のポワレ、トマトコンソメとマッシュルームのブイヨン
  20200307 ル・グリル ドミニク・ブシェ5.jpg
  パリッと焼き上げた皮目が美味しい。しっかりと塩がきいたメリハリある味

  赤ワイン。それぞれグラスでいただきました。
  20200307 ル・グリル ドミニク・ブシェ6.jpg

肉料理:能登豚のロースト 春野菜とモリーユ茸
  20200307 ル・グリル ドミニク・ブシェ7.jpg
  豚肉がちょうどいい火の通り

  ステーキナイフにミツバチの彫刻を発見。フランスの老舗カトラリーのシンボルです。
  20200307 ル・グリル ドミニク・ブシェ8.jpg

  発見した時は、南フランスで幸福のシンボルとなっているセミかと思い、スタッフに
  尋ねるとミツバチとのこと。
  そこで調べてみました。
  その昔、オーベルニュ地方ラギオール村出身の兵隊達は度重なる戦場で、
  その強さ・勇敢さを皇帝ナポレオンに認められ、ナポレオンの家紋であるミツバチを
  彼らの刀につける許可が得られたことが由来とされているそうです。

デザート:フォンダンショコラのシュー バナナのアイスとキャラメリゼ
  20200307 ル・グリル ドミニク・ブシェ10.jpg カプチーノとともに

小菓子:マカロン、チョコレート、なんとかチェリーのゼリー(グミみたいな食感)
  20200307 ル・グリル ドミニク・ブシェ11.jpg
  チョコにはオレンジ味の粒がのっていて、バレリーナのモチーフが象られています

最近は薄味の料理が多いなか、一つひとつシッカリと味付けされていてメリハリがきいていました。

【おまけ】
数日前が誕生日だった友人のために、予約時にリクエストして誕生日のメッセージプレートを用意してもらいました。(デザートが運ばれる前に登場)

 20200307 ル・グリル ドミニク・ブシェ9.jpg 水飴で描かれた花が素敵

前夜に電話で予約をしたのですが、普段は混みあっている週末のところ、新型コロナウイルスの影響でキャンセルも出ているらしく、快く受けてくれ、半個室のテーブルを用意してくれました。


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つつんで、ひらいて [映画]

香林坊シネモンドで映画「つつんで、ひらいて」を観てきました。

     20200307 つつんで、ひらいて.jpg

2019年、日本、94分
監督・撮影:広瀬奈々子
主演:菊地信義、水戸部功、古井由吉

1万5000冊以上の装幀を手がけ、日本のブックデザイン界をリードし続けてきた装幀家・菊地信義を追ったドキュメンタリー。

  紙、手作業にこだわったポスター。
  20200307 つつんで、ひらいて2.jpg
  「言葉を五感へとどける紙の本。」

<あらすじ>
「読者が思わず手に取る美しい本」が生まれる舞台裏へ。
デジタル全盛の時代にあって、紙の本にこだわり、紙と文字を触りながら手作業で一冊ずつ本をデザインする指先から、印刷、製本に至る過程を見つめ、ものづくりの原点を探っていく。

  私の手元にあるこの本の装丁も菊地信義さんの手によるもの。
  20200307 つつんで、ひらいて3.jpg
  潔く、美しく、思わず表紙を開いて内側に展開する文字の世界へと誘うデザイン

"ジャケ買い"という言葉があるように、著者や本の中身を知らずに、視界に入ってくる本のカバーデザインや帯の文章、コピーにひかれて思わず手に取るということがあります。
それほどブックデザインは購読・購買に大きな影響力を持っています。

映画では、本の装幀だけでなく、印刷や製本のプロセスも垣間見ることができて楽しめました。
やはりモノ・コトの完成形だけでなく、それが出来上がる過程や関わる人たちの想いなど、ストーリーまるごとを知ることが好きだな、私。


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