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水木しげるの泉鏡花伝 [学ぶ・読む]

先日の泉鏡花記念館でのナイトギャラリートーク後の読書、パート2。

今年は鏡花没後80年(1939年9月7日死去)

先日も東京で、シネマ歌舞伎『天守物語』を観たところ。昨年は『海神別荘』も。

金沢出身の作家だということは知っていても、実際に著作を読んだことはなく、本人についても知っているようで知らない。

ということで、『水木しげるの泉鏡花伝』(監修:秋山稔 泉鏡花記念館館長)というマンガを読みました。

20190811 水木しげるの泉鏡花伝.jpg

少年時代から尾崎紅葉への弟子入りをめざして上京、作家デビュー、妻となるすずとの出会い、紅葉との別れ、転地療養、明治から大正へ、晩年、そして亡くなるまでが描かれています。
途中、鏡花作品『黒猫』と『高野聖』も挿入されていて、あっという間に読めました。

次は、小説を読むことにしましょう。


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お伽草子 [学ぶ・読む]

先日の泉鏡花記念館でのナイトギャラリートークのあと、早速、図書館で関連の本を借りてきました。

20190811 お伽草子.jpg

一冊目は、トーク講師の徳田和夫氏の著、岩波書店セミナーブックス・セレクション 古典講読『お伽草子』

以下、読書メモ。

【第一講】
●14世紀から17世紀のあいだに誕生し、当時の公家や武家はもちろん、比較的経済力のある庶民にもよまれるようになった物語群。"おとぎばなし"と混同されるが異なるもの
「伽(とぎ)」は、人々が何もすることがない時に語り合うことや、同じ目的で寄り集まること(お通夜のことを夜伽ともいいますね)
●短編。物語文学であり、同時に説話性が濃い。絵入り物語
●絵巻と冊子本がある
●室町時代は非常に活発な経済あるいは流通が行われていた。
 特に、宗教者や芸能者たちは、地方から都へ、都から地方へと文化を伝播させ、また物語を持ち運んでいくという役割を果たしていた。連歌師もその一部
●黙読よりも朗読したほうがより理解しやすい文体
【第二講】『小男の草子』を読む
【第三講】『弁慶物語』を読む

お伽草子についての理解をつけたところで、あと二冊で実際に物語をいくつか読んでみました。

くもんのまんが古典文学館『お伽草子』
 『鉢かづき』『酒吞童子』『熊野の本地』『物くさ太郎』『木幡きつね』

21世紀によむ日本の古典『お伽草子』(西本鶏介著)
 『文正草子』『鉢かづき』『唐糸草子』『木幡狐』『ものくさ太郎』『一寸法師』『浦島太郎』『酒吞童子』

改めて読んでみて面白かったし、特にマンガで読むと読みやすかった。
知っているようで知らなかった、しっかりとは覚えていなかった、そもそも読んでいなかった話ばかり。


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タグ:お伽草子
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